こんにちは、さくおです!
「営業として働いてきたけど、このまま今の業界で続けていっていいか不安…」
「IT業界に興味はあるけど、未経験の自分が本当に転職できるのか悩む…」
営業職として数年働いていると、こんなモヤモヤを感じる瞬間はありませんか?
私自身も、まさに同じ悩みを抱えながら、営業職からIT業界への転職を考え始めました。
結論から言うと、営業経験はIT職への転職において、かなり強い武器になります。
ただし、「なんとなくITが良さそう」「年収が上がりそう」といった曖昧な理由だけでは、転職はうまくいきません。
実際に転職を成功させるためには、
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IT業界の構造を正しく理解すること
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自分の営業スキルを言語化すること
-
未経験でも活躍できる理由を、ロジカルに伝えること
こうした準備が欠かせません。
この記事では、SaaS企業への転職を実現した私が、営業職からIT業界への転職で実際にやってよかったことを4つに絞って紹介します。
これから転職を考えている営業の方が、「次に何をすればいいのか」がはっきり見える内容になっています。
「営業経験を、次のキャリアにつなげたい」
そんな方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
✔︎ 広告業界から未経験でIT企業へ転職し、現在はメガベンチャーで現役カスタマーサクセス職
✔︎ 月70時間だった残業を20時間に削減し、時間単価は1.2倍にアップ
- そもそもIT業界の全体像が分かっていない
- 未経験からIT業界へのキャリアチェンジを考えている
- IT転職をうまくいかせる方法を一から知りたい
まずはIT業界の全体像を理解する

IT業界に転職したいと思ったとき、まず最初に私がやったのは、
「IT業界ってそもそもどんな種類があるのか」というところを理解することでした。
当時の私はまさに“ザ・文系営業”。技術もわからないし、専門用語も知らなかったので、とにかく全体像をつかむところからスタートしました。
IT業界ってひとつに見えて、実はまったく別物の3つの領域に分かれています。
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SaaS企業(クラウドサービスを提供)
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SIer(企業のシステム開発・導入を担う)
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自社開発企業(SaaS以外の自社プロダクト開発)
最初にここを整理したことで、
「自分にはどの領域が向いているか?」
「どの環境なら営業の経験が活きるか?」
が一気にクリアになりました。
SaaS企業
SaaS企業は、クラウド上で利用できるサービスを提供している企業のことです。
あなたが今読んでいるこのサイト(cs-tenshoku.com)でも一貫してお伝えしていますが、営業からIT職に転職したい人にとって、いちばん相性が良い業界です。
SaaS企業のメリット
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未経験でも挑戦しやすい
→ 営業・CS・インサイドセールスなど、ビジネス職の需要が非常に高い。 - 市場が成長しているため採用ポジションが豊富
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データドリブンで働けるため、スキルが伸びる
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年収が比較的高い(特にSaaS営業・CS)
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働き方が柔軟(リモート・フレックス・SaaSならではの文化)
SaaS企業のデメリット
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変化が速く、環境のスピードについていく必要がある
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扱うプロダクトの理解が不可欠で、学習量は多め
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業務の型が整っている反面、自走力が求められる
私が営業からIT職に転職する中で、「SaaS企業を選ぼう」と決めたのは、以下の理由からでした。
- 前職営業の「顧客理解」を活かせる
- 成長産業で、20代でも挑戦しやすい
- カスタマーサクセスという役割がその先のキャリアにつながる
特にCSは、
「お客様の成功を長期支援することが仕事」
という点が、自分の営業経験とも強くつながり、納得感がありました。
SIer(エスアイヤー)/システムインテグレーター
SIerは、企業が必要とするシステムを設計・構築し、導入支援まで行う会社です。
“ITといえばSIer”というイメージを持っている人も多いかもしれません。
SIerのメリット
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IT技術の基礎を幅広く学べる
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大手SIerは安定性が高く、給与も比較的高め
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顧客の課題を解決するコンサル型の働き方ができる
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大規模プロジェクトに携われる(社会インフラ等)
SIerのデメリット
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下請け構造が複雑で、自社の裁量が少ない場合がある
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プロジェクト納期が厳しく、残業が増えがち
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“導入プロジェクトが終わると関係が薄くなる”という働き方になりやすい
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成果が見えづらい職種もある
正直、未経験からのSIer転職はややハードルが高めです。
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技術知識が必須
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要件定義やプロジェクト管理スキルが必要
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未経験者を育成する文化が企業によって大きく違う
自社開発企業(SaaS以外)
ここでは、SaaS企業以外のパッケージソフトやオンプレ製品を自社開発している会社を指します。
例:
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セキュリティ製品
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業務システム(SaaS化されていないもの)
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制御ソフト・機器向けソフトウェア
自社開発(SaaS以外)のメリット
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プロダクトへの深い関わりが持てる
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技術力が高く、専門性が身につく
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腰を据えて働きたい人には相性が良い
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導入後も長く使われるプロダクトが多い
自社開発(SaaS以外)のデメリット
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クラウド化が遅れている企業もあり、古い環境で働くこともある
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働き方がSaaSほど柔軟ではないケースもある
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プロダクトの更新が遅いことがある
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求められる専門スキルが高い=未経験転職は難しめ
営業からIT職へ転職を考えるとき、
最初に「IT業界の構造」「ビジネスモデル」を理解することが何より大切です。
SaaS / SIer / 自社開発
この3つは、仕事内容も身につくスキルも、キャリアの伸び方もまったく違います。
個人的に私がおすすめしているのは、SaaS企業です。
なぜなら、成長産業で、未経験でも挑戦しやすく、営業経験が活かしやすい環境だからです。
あなたもぜひ、
「どの領域なら自分の強みを活かせるか?」
という視点で企業を見てみてください。
自分の“営業スキルの棚卸し”を行う

IT業界に行こうと決めてから、最初にやったのが「自分の営業スキルの棚卸し」でした。
正直いうと、最初は「IT知識がない自分なんて…」と思っていたんですが、調べていくうちに、
「IT職(営業やCS)でも、思っている以上に“営業スキル”が評価される」ということがわかってきたんです。
転職サイトやIT営業の解説記事を見てみると、IT営業やCSに求められるスキルとして
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ヒアリング力
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提案力
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課題解決力
-
相手にわかりやすく伝えるコミュニケーション力
などが挙げられていて、「これ、普通に今の営業でもやってるやつじゃん…!」と少し安心しました。
さらに、LinkedInの調査でも「今身につけたいスキル」の1位はコミュニケーションスキルで、20年間ほぼトップを維持しているというデータもあり、「営業で磨いてきた力は、IT業界でもちゃんと武器になるんだ」と確信に変わっていきました。
ここからは、実際に私がやった「棚卸しの仕方」と「職務経歴書での書き方」を紹介します。
IT職で評価される“営業スキル”を言語化する
「IT職で評価される営業スキル」を押さえるために、
これはネットの情報と、自分の経験を組み合わせながら整理していきました。
IT営業やカスタマーサクセスで特に評価されやすいのは、例えばこんなスキルです。
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顧客の話を引き出す『ヒアリング力』
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課題を整理して、最適な選択肢を『提案する力』(提案力・課題解決力)
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専門的な内容を、相手に合わせて噛み砕いて『説明する力』
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社内外の関係者を巻き込んで『調整する力』
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複数案件を並行して進める『スケジュール管理力』
これらは、どれも「IT業界だから特別に必要になるスキル」というより、営業として働く中で自然と身についていることが多い内容なんですよね。
実際に、コトラやキャリア系メディアでも「営業で培ったコミュニケーション力・提案力は、IT・テック業界への転職で評価されやすい」といった記載がされていて、かなり背中を押されました。(参照:kotora.jp+1)
法人営業・個人営業どちらでも“再現できる要素”に落とし込む
次に意識したのは、「自分の経験を、IT業界でも再現できる形に翻訳する」ことです。
例えば、こんな感じで考えていきました。
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個人営業の場合
「月◯件の新規契約」
→「初対面の相手の信頼を短時間で得て、契約までつなげるコミュニケーション力・提案力がある」 -
法人営業の場合
「大手企業の複数部署を巻き込んだ提案」
→「複数のステークホルダーを調整しながら、長期的な関係構築とプロジェクト推進ができる」 -
既存顧客向けの深耕営業
→「契約後も関係を維持し、アップセル・クロスセルの提案ができる=CSにも直結するスキル」
こんなふうに、「何をやっていたか」ではなく「どんな力を発揮していたのか」に視点をずらすと、個人営業でも法人営業でも、IT職にそのまま持っていける要素が見えてきます。
私自身も、最初は「ただの広告営業」としか思っていなかったのですが、
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顧客の課題ヒアリング
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施策提案
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実施後の振り返り
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次回提案につなげる改善提案
このサイクルって、まさにSaaSのCSやIT営業でも求められる動きそのものなんですよね。
職務経歴書での“強みの書き方”のコツ
棚卸しができたら、次はそれを職務経歴書の言葉に落とし込むフェーズです。
ここで意識したのは、
-
「事実」+「数字」+「自分の工夫」をセットで書く
-
IT業界でもイメージしやすい表現にする
この2つです。
具体的な書き方イメージとして、例文をいくつか挙げてみますね。
■ 例文①:ヒアリング力・課題整理力
大手企業を中心に約◯社を担当し、年間◯◯件の商談を実施。
顧客の現状課題(集客・認知・採用など)をヒアリングした上で、複数の施策案から優先度を整理し、最適なプランを提案。
その結果、担当クライアントの年間継続率は◯%を維持。
■ 例文②:提案力・再現性のある営業プロセス
新規開拓営業としてテレアポ・問い合わせ対応・商談・受注まで一気通貫で担当。
自身でトークスクリプトと提案資料の型を改善し、チーム平均比◯%の受注率向上を実現。
作成した提案フローはチーム内の標準化にも活用され、新人教育にも展開された。
■ 例文③:マルチタスク・社内外の調整力
常時◯〜◯件の案件を並行して担当し、社内の制作・システム部署と連携しながらスケジュール調整を実施。
顧客・社内双方の要望を整理し、納期遅延ゼロで案件を完了させた経験を継続的に積み重ねている。
こんな感じで、IT企業の採用担当が読んだときに“仕事の進め方がイメージできるかどうか”を意識して書いていきました。
「テレアポ◯件」「訪問件数◯件」だけだと、“量をこなしていること”は伝わりますが、IT業界で求められる「課題発見」「提案」「改善」といった要素までは伝わりにくいです。
逆に、
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どんな課題を
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どんなプロセスで整理して
-
どんな提案・成果につなげたのか
ここまで分解して書けると、「この人はうちのCS・営業でも同じように再現してくれそうだな」と思ってもらいやすくなります。
私自身、最初は「IT知識がないから弱い」と思いこんでいましたが、
整理してみると、営業時代に積み重ねたスキルは、形を変えればそのままIT職でも通用するとわかりました。

転職サイト+エージェントを複数利用した

営業からIT職への転職を進める中で、
「これはやっておいて本当によかった」と感じているのが、
転職サイトと転職エージェントを“併用”したことです。
IT転職は、業界の変化が早く、企業ごとに採用温度もかなり違います。
だからこそ、情報の取り方を1つに絞らなかったことが、結果的に転職成功につながりました。
IT転職は「情報の鮮度」がとにかく重要
まず大前提として、IT業界の採用はスピード勝負です。
特にSaaS企業は、
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事業の成長スピードが速い
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組織拡大に合わせて急に採用枠が増える
-
逆に、採用が一気に止まることもある
という特徴があります。
転職サイトだけを見ていると、
「募集は出ているけど、実はもう内定が決まりそう」
「企業側は本当は別ポジションを探している」
といった“裏側の情報”まではなかなか分かりません。
その点、エージェント経由だと、
-
今どのポジションが一番熱いのか
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未経験でも通りやすい背景
-
実際に選考で見られているポイント
など、かなり生の情報を教えてもらえました。
IT転職では、「早く応募した人が有利」というケースも多いので、
情報の鮮度=チャンスの多さだと実感しています。
エージェントに言われて気づいた「自分の市場価値」
正直に言うと、転職活動を始めた当初は「営業経験って、IT業界ではそんなに評価されないのでは?」という不安がどうしても拭いきれませんでした。しかし、自分が前職で培った経験や市場価値を率直に壁打ちすることで、安心して転職活動を進めることができました。
たとえば、
-
顧客の課題をヒアリングして提案してきた経験
-
数字目標を追いながら改善してきたプロセス
-
社内外の関係者を巻き込んで仕事を進めてきたこと
こうした経験は、SaaSの営業やカスタマーサクセスでかなり評価されやすいと教えてもらいました。
自分一人で考えていると、
「これは当たり前の経験だし…」
と過小評価しがちですが、
第三者視点で言語化してもらうことで、
「あ、これはちゃんと武器になるんだ」と気づけたのは大きかったです。
転職サイト+エージェント併用のおすすめ使い分け
実際に私がやってよかった使い分けは、こんな感じです。
転職サイト
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業界全体の求人を広く眺める
-
企業名・職種・年収レンジの相場感を掴む
-
「どんな選択肢があるか」を知るために使う
転職エージェント
-
自分の経験がどの企業で活かせるか相談
-
書類・面接での伝え方をブラッシュアップ
-
選考のフィードバックをもらう
この2つを併用することで、
「視野を広く保ちつつ、判断はプロの意見も参考にする」
というバランスが取れました。
失敗しないエージェント活用のコツ
最後に、実体験から感じたエージェント活用のコツも共有しておきます。
1つ目は、最初から1社に絞らないこと。
エージェントごとに得意な業界・企業が全く違います。
2つ目は、「何でもOKです」と言わないこと。
・SaaS業界に興味がある
・営業/CSを軸に考えている
・未経験でも挑戦できる環境がいい
など、妥協せずに大切にしたい軸は伝えた方が、精度の高い提案をもらえます。
3つ目は、合わなければ無理に付き合わないこと。
転職はあくまで自分の人生の選択。
違和感を覚えたら、他のエージェントに切り替えてOKです。
転職サイトとエージェントをうまく併用することで、
私は「なんとなく転職する」のではなく、
納得感を持ってIT職への転職を進めることができました。
営業からIT職を目指すなら、
一人で抱え込まず、使えるものはしっかり使う。
これも、転職を成功させるための大事な戦略だと思います。
面接で「未経験でも活躍できる理由」をロジカルに伝える

IT業界への転職で、多くの人が一番不安に感じるのが面接だと思います。
ただ、面接を重ねる中で気づいたのは、
IT職の面接で見られているのは“今のスキル”よりも“これから活躍できる理由を説明できるか”
という点でした。
志望動機を作るときに意識した軸
志望動機を考えるうえで、私が一番意識していたのは、
「なぜIT業界なのか」と「なぜこの会社なのか」を混ぜすぎないことです。
具体的には、次のように整理していました。
-
なぜIT業界か?
→ 業界全体の成長性・将来性
→ SaaSというビジネスモデルへの共感
→ 営業経験が活かせる構造であること -
なぜこの会社か?
→ プロダクトへの共感
→ 顧客層や課題が自分の経験と重なる点
→ CSや営業の役割が明確で、未経験でもキャッチアップしやすい点
この2つを分けて説明することで、
「なんとなくITが良さそうだから来ました」という印象を避けることができます。
「再現性」と「伸びしろ」をどう示したか
未経験転職で一番大事なのは、
「この人は、入社後も同じように成果を出せそうだ」と思ってもらうことです。
そのために、私は以下の2点を必ず意識して話していました。
① 再現性(これまで何をしてきたか)
-
数字目標に対して、どう考えて行動してきたか
-
顧客の課題をどう整理し、どう提案してきたか
-
失敗したときに、どう改善したか
IT業界でなくても、
営業としての「思考プロセス」は必ず再現できます。
② 伸びしろ(これからどう成長するか)
-
IT業界でどんなスキルを伸ばしたいか
-
入社後、どんなことを学ぶつもりか
-
どの領域で価値を出していきたいか
「今できないこと」を正直に認めつつ、
「だからこそ、ここで学びたい」と伝えることで、前向きな印象になります。
よく聞かれた質問と、私の回答例
実際に、営業からIT職への転職でよく聞かれた質問をいくつか紹介します。
Q. IT未経験ですが、本当にやっていけると思いますか?
回答例:
正直、最初はキャッチアップが必要だと思っています。
ただ、前職でも未経験の業界知識を短期間で学び、顧客提案に落とし込んできました。
自分の強みは「学んだことを実務に落とし込むスピード」なので、
IT知識も同じように吸収し、早期に戦力化できると考えています。
Q. なぜ営業を続けずにIT業界へ?
回答例:
営業という仕事自体は好きでしたが、
より長期的に顧客と関わり、価値提供できる環境を求めるようになりました。
SaaSは契約後の活用・成功が重要なビジネスなので、
これまで培ってきた顧客理解力を、より深い形で活かせると感じています。
Q. 入社後、どんな役割で貢献したいですか?
回答例:
まずは目の前の業務を確実にキャッチアップし、
担当顧客の課題を正しく理解できるカスタマーサクセスになることが目標です。
将来的には、顧客データを活用した提案や、
チーム全体の改善にも関われるような存在になりたいと考えています。
転職後にギャップが少なくなる「リアルな伝え方」
面接では、良いことだけを言いたくなりがちですが、
私はあえて 「大変そうな点」も質問・言語化する ようにしていました。
-
業務量が多い時期はいつか
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未経験者がつまずきやすいポイント
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CS・営業として求められる成果の基準
こうした点を確認することで、
入社後のギャップをかなり減らすことができます。
企業側から見ても、
「入社後のイメージをちゃんと持っている人」
という評価につながりやすかったと感じています。
詳しくはこちらの記事にもまとめています。





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