【2025年】カスタマーサクセスの平均年収は543万円!リアルな現場事情やキャリアアップを徹底解説

年収

こんにちは、さくおです!

ここ数年で急成長しているSaaS業界。その中でも「カスタマーサクセス(CS)」という職種は、営業やサポートとは違った役割を持ち、未経験からIT業界への転職先としても注目度が高まっています。

でも気になるのはやっぱり「年収」ですよね。

  • 実際の相場はどれくらい?

  • 営業やほかの職種と比べると高いの?

  • どうやったらCSで年収アップできるの?

この記事では、最新データや具体的な事例をもとにカスタマーサクセスの年収事情をまるっと解説していきます。

未経験から挑戦する人にもわかりやすくまとめたので、転職活動の参考にしてみてください!

この記事の信頼性

✔︎ 広告業界から未経験でIT企業へ転職し、現在はメガベンチャーで現役カスタマーサクセス職
✔︎ 月70時間だった残業を20時間に削減し、時間単価は1.2倍にアップ

こんな方におすすめ
  • カスタマーサクセスの年収やキャリアプランについて詳しく知りたい
  • 未経験でIT業界への転職に興味がある
  • カスタマーサクセスへのキャリアチェンジを考えている

※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告が含まれる場合があります。
目次

カスタマーサクセスの年収は?

年収

カスタマーサクセスの平均年収

indeedによると、2025年9月時点での日本の「カスタマーサクセス」の平均給与は約543万円です。(参考:indeed

また企業の所在地で比較をすると、1番年収が高いのが新宿区で約595万円、次に高いのが渋谷区で約588万円となります。


カスタマーサクセスの役職ごとの年収相場

続いて日本におけるCSの年収レンジをざっくり見てみましょう。

役職 年収レンジ 仕事内容・特徴
メンバー(プレイヤー) 400〜600万円 新規導入後のオンボーディングや日常的な顧客対応が中心。経験2〜3年程度。
スペシャリスト 600〜800万円 データ分析や提案力を活かして大口顧客を担当。利用促進やアップセルに強み。
マネージャー 1,000〜1,400万円 チーム管理・戦略立案・部門横断の調整が中心。組織に大きな影響を与える役割。
ディレクター/エグゼクティブ 1,400万円以上 グローバル戦略や大規模組織のマネジメントを担う。外資系で特に高水準。

未経験や若手なら400〜500万円台からスタートするケースもありますが、スキルや経験次第で一気に年収アップが狙えます。

CSは「ただ在籍して年数を重ねる」だけでは評価が上がりにくいですが、逆に 成果とスキルが評価に直結する ので、スピード感を持って収入を伸ばしやすい職種でもあるんです!


カスタマーサクセスの具体的な求人例

  • CSメンバー(都内SaaS)

     年収:450〜550万円/業務内容:オンボーディング中心

  • CSスペシャリスト(外資SaaS)

     年収:700〜900万円/業務内容:大手顧客の利用促進・アップセル提案

  • CSマネージャー(グローバル展開企業)

     年収:1,200〜1,400万円/業務内容:戦略立案・チームマネジメント

外資系と日系での違い

年収相場は「企業タイプ」によっても大きく変わります。

  • 外資系SaaS企業

     成果主義・英語力必須・即戦力採用 → 年収1,000万超えも珍しくない。

  • 日系SaaS企業

     未経験に優しい成長環境・ポテンシャル採用 → 中堅クラスで600〜800万円、マネージャーで1,000万円前後。

未経験からいきなり外資系へ転職するのはハードルが高いので、まずは日系で数年経験を積んで、その後に外資系にチャレンジするキャリアパスを取る人も多いです。

カスタマーサクセスの年収が高い理由

オフィスの風景

「カスタマーサクセスがどんな職業か」を分かっていないと、ここからの解説がうまく理解できない場合があると思うので、業務内容などを詳しく知らない人はまずこちらの記事から見ていただくことをオススメします

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先ほど同様、indeedによると、「営業」の平均年収は約444万円「カスタマーサクセス」よりも約99万円年収が低い結果となっています。(参考:indeed

営業の方が広義な意味で募集をかけている企業は多い印象ですが、それでもカスタマーサクセスの方が企業が期待値を高く設定して募集している職種であることが分かりますね。

ここからはその理由を説明していきます!

SaaSの収益モデルに直結するから

SaaS企業の売上は「新規契約」よりも いかに長く契約を継続してもらえるか で決まります。

たとえば月額5万円のサービスを営業が獲得しても、もし3か月で解約されたら売上は15万円。でもCSが介入して「この機能をもっと使ってください」と活用を広げられれば、1年続いて60万円、さらに別機能を追加してもらえば80万円にもなる。

つまり、CSの頑張りがそのまま LTV(顧客生涯価値) を押し上げ、会社の利益を安定させるんです。

企業からすると「新規営業が10件契約を取るのと、CSが解約率を数%下げるのと、どちらが大事か?」と考えたとき、CSの価値は想像以上に大きい。だからこそ、報酬にも反映されやすいんです。


複合スキルが求められるから

営業は「契約を取る力」が中心ですが、CSはそれに加えて 多面的なスキルの総合格闘技

  • 顧客対応力:ただ話すだけでなく、相手の本音を引き出して課題を言語化する力

  • データ分析力:利用ログや解約理由を読み解いて改善策に落とし込む力

  • プロダクト理解:自社サービスを深く理解し、的確に使い方を提案する力

  • 社内調整力:開発やサポートと連携して、顧客の声をプロダクトに反映させる力

営業職に「+コンサル力+データ力+社内調整力」が加わるイメージです。

こうした総合力を持つ人材は希少で市場価値も高いので、企業も年収を上げてでも採用したいわけです。


採用競争が激しいから

SaaS業界は今まさに成長期の真っ只中。

新規顧客を増やす営業も大事ですが、同時に「契約後の顧客を支えるCSがいないと売上が安定しない」ことに、気づきはじめた企業が本格的にカスタマーサクセスの事業に注力し始めた印象があります。

そのためCS人材の求人はここ数年で一気に増加。求人サイトを見ても「カスタマーサクセス職」の募集は2018年頃から数倍に増え、外資・日系問わず積極採用が続いています。

優秀な人材は取り合いになるので、当然「給与を高めに設定してでも確保したい!」という動きが出ています。これが年収アップの背景にあるんです。


成果が“長期的”に積み上がるから

営業の成果は「契約を取れたかどうか」という短期的なもの。でもCSは 1年、2年と続く顧客の利用実績 が成果につながります。

  • 解約率を1%下げるだけで数百万円規模の売上が守られる

  • 大口顧客のアップセルが成功すれば一気に数千万単位の追加売上になる

このようにCSの成果は じわじわ効いてくるけど、インパクトは大きい。企業にとって欠かせない役割だからこそ、報酬面でも優遇されやすいのです。


企業戦略の中心に近いから

最近のSaaS企業では「営業よりもCSを先に整える」会社も出てきています。なぜなら解約率が高ければ、新規をいくら獲得しても“ザル”のように売上が漏れてしまうから。

CSは顧客の声を最前線で拾い、開発や経営にフィードバックします。つまり、単なるサポートではなく 企業戦略を動かす存在なわけです。この位置づけの高さも、年収レンジに影響しています。


未経験からCSで年収アップを目指す4つのステップ

将来性

IT未経験からカスタマーサクセスに挑戦する人でも、工夫次第で年収をしっかり伸ばすことは可能です!ポイントごとに掘り下げて解説していきます。


データ活用スキルを身につける

CSの評価指標は「解約率」「利用率」「アップセル率」など、数字で測れるものが多いです。

そのため、顧客の利用状況を正しく読み取り、「この顧客は離脱しそうだからサポートを手厚くしよう」「この機能を紹介すれば活用度が高まる」といった施策を考えられる人は重宝されます。

  • 学び方の例

     ✔︎ ExcelやGoogleスプレッドシートでのデータ集計

     ✔︎ SQLやBIツール(Tableau、Looker Studio)の入門

     ✔︎ 基本的な統計の考え方(平均値や相関程度でもOK)

「数字から課題を見つけて改善策を出す力」がつけば、未経験でも一気に市場価値が上がります!


プロダクトを理解する

CSは「顧客がプロダクトを最大限に活用できるようにする」役割。

だからこそ、プロダクトを深く理解していることが一番の武器になります。

  • やるべきこと

     ✔︎ マニュアルや社内資料を読み込む

     ✔︎ 自分自身で実際にサービスを使ってみる

     ✔︎ アップデート情報をいち早くキャッチする

顧客に「この人に聞けば一番わかりやすい!」と思ってもらえるようになれば、信頼が積み重なり、評価=年収アップにつながります。


語学力を磨く

グローバル展開しているSaaS企業は増えていて、英語対応ができるCS人材はかなり希少です。

実際、外資系企業では「英語ができるだけで+100万円以上」のレンジになるケースも珍しくありません。

  • 学び方の例

     ✔︎ ビジネス英語(メール・チャット・打ち合わせで使うフレーズ)

     ✔︎ オンライン英会話でアウトプットを習慣化

     ✔︎ IT用語やSaaS特有の言葉に慣れる

特に「海外本社のプロダクトチームに顧客の声を伝える」といった場面で英語が使えると、替えが効かない存在になれます。


マネジメント経験を積む

CSのプレイヤーとして活躍するだけでも年収600〜800万円は目指せますが、さらに伸ばしたいならマネージャー職にチャレンジするのが王道です。

  • マネージャーになると変わること

     ✔︎ チームのKPI(解約率・継続率)を設計する

     ✔︎ メンバーの教育・評価を行う

     ✔︎ 経営層と一緒に施策を考える

プレイヤーの「顧客対応」から一歩進み、組織全体を動かす立場になることで、年収は1,000万円ラインが見えてきます!

またマネージャー以外のキャリアパスについては、こちらに記事に詳しくまとめているので読んでみてください。

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プラスα:意識しておきたいこと

4つのステップに加えて、こんな工夫をすることで未経験からの転職がさらに成功しやすくなります。

  • 業界知識を持つ

     SaaS業界の基礎(ザ・モデル、サブスク経済など)を知っておくと、面接や実務で役立ちます。

  • 資格や学習サービスを活用

     SalesforceのTrailheadやGoogleのデータ分析講座など、無料/安価で学べる教材は豊富です。

  • 転職エージェントに相談する

     「未経験歓迎の求人」と「即戦力採用の求人」を見極めてもらえるので、効率的に市場価値を高められます。


まとめ:カスタマーサクセスは未経験からでも高収入を狙える職種!

オフィスの風景

カスタマーサクセスはまだ新しい職種ですが、SaaSの成長とともにますます重要度が高まっています。年収レンジも広く、未経験からでも着実にスキルを積めば、数年で大きくキャリアアップできる可能性があります。

もしかしたら最初は「営業のほうが転職しやすいのでは?」と感じるかもしれません。でも、CSは企業の成長を支える中核的な存在であり、収益や顧客体験に直結するからこそ評価されやすい仕事です。データ分析や顧客との関係構築、マネジメントなど、未経験だったとしても自分の強みを活かせる場面も多く、長期的に見てもキャリアの選択肢が豊富に広がっています。

これからの時代、AIの進化やSaaS市場の拡大とともに、CSの役割はもっと進化していくでしょう。だからこそ、今が挑戦のチャンスです。ぜひほかの記事も読んでCSの理解を深め、自分に合うキャリアパスを描いてみてください!

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さくお
CS転職アドバイザー
✔︎ 未経験→IT企業のCS職へ転職成功
✔︎ 月70h→20hに残業削減/時間単価1.2倍

このブログでは、僕自身の経験をもとに、
「未経験からCS職に転職したい人」や
「もっと自分らしく働きたい人」に向けて、
キャリアのヒントやリアルな転職ノウハウやをお届けしています。

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